世紀末フェアリーズワンダホー

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世紀末フェアリーズワンダホー

 おもしれー。  フェアワン、超おもしれー。この世界観好きだわー。  俺、呂久村深月が今ハマっているアニメこそ、俺の中で今世紀初大ヒットしている「世紀末フェアリーズワンダホー」である。  ゾンビ化したザコどもを超デカい肉体派の武術士が秘孔をついて世直しをしていくのがメインストーリーだが、主人公は吟遊詩人と幼なじみの精霊使いによるバディである。  時はすっかり荒廃した世紀末。  暗い暗い瓦礫の中を、どういう訳か優雅に薄緑色のローブをたなびかせる小柄な吟遊詩人と、その倍ほども背の高い派手な赤い衣装の巨乳美女精霊使いが歩いてくるオープニングが印象的だ。  内容の8割がこのふたりによるイチャイチャ。あとの2割で武術士が華麗な技を披露し巨大な敵を倒していく。  ラブコメと世紀末ファンタジーのバランスの良さがいい!  ファンタジーっていいよな。夢があるよな。  こんな薄暗い瓦礫の中からピンポイントで手ぇ突っ込んでダイヤモンドの原石見つけられるんだぜ。  魔法の力で100万光年先まで見渡せるくらい光り輝くダイヤモンドの結婚指輪になるんだぜ。  ふたりの指輪を合わせたら夢の世界への扉が開いてモーニングサンダーワールドに転生するんだぜ。  お、次回からはモーニングサンダーワールド編に入るのか。来週も楽しみだな!  え、てか予告見る限り、夢の世界のくせに世紀末よりも凄惨な世の中っぽいんだけど。  全く、フェアワンは展開が読めねえな! おもしろい!  さて、寝よ。明日も学校だってのに、ド深夜まで起きててしまった。どうしてもリアタイで見たいんだよな、フェアワンだけは。
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