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洗ったばかりのお皿に、フライパンの中のソーセージハッシュを移すと、軽く汚れを落として油を敷き直す。
そうしてシンプルに目玉焼きを二つ作ると、さっき器に移したばかりのハッシュの上にポンと載せた。
想は子供の頃、固焼きの目玉焼きが好きだったけれど、今でもそれは変わっていないかな?などと思いつつ。
時計を見るともう少しで六時。
(想ちゃん、何時に起きるのかな?)
ソワソワと時計と寝室とを見比べていたら、想のスマホがアラームを鳴らす音が聞こえてきて。
シンプルなピピッピピッという音なのが、想らしいなぁと思った結葉だ。
トースターにセットしておいた食パンを、適当にダイヤルを三分あたりまで回して焼き始めて。
その流れで水を入れ替えておいたヤカンを火に掛けた。
寝起きでいつもより声が低めな想が、目をこすりながら「結葉ぁ。もう起きてたのか? ……おはよぉ」とあくび混じりに朝の挨拶をしてきて。
結葉もそんな想に笑顔で「おはよう」と返す。
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