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想の実家にお世話になることが決まったので、夕飯の買い出しに行く必要はなくなった結葉だったけれど。
「想ちゃん、今日は何時頃にお仕事終わる?」
アパートのベランダに干してきた洗濯物や、想の布団のことが気になって仕方のない結葉だ。
早く取り込まないと、冷たくなってしまう。
公宣とともに昼食を食べに帰ってきた想に、お茶を出しながらおずおずと問いかけたら、想が「ん〜。いつも大体十九時前後だけど……何か用事?」と結葉を見つめてきて。
「そういや、今朝も同じ質問されたよな、俺」
と思い出したように付け足した。
朝は別のことを話しているうちに、何となくその辺りが有耶無耶になってしまったのだ。
「けど……食材の買い出しはもう必要ねぇよな? もしかして他にどっか行きたいトコ出来た?」
実家に身を寄せることになったのだから、アパートの方の食材を増やす必要はない。
至極もっともな想の問いかけに、
「あ、あのね、洗濯物とお布団のことが気になっちゃってて」
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