35.二度目のSOS

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「ひとつずつしなきゃいけないことを順番に片付けていって……ちゃんと。全部、ぜぇ~んぶ整理がついたら……(そう)ちゃんからの告白へのお返事させて?」  大きな目で自分を見上げてくる結葉(ゆいは)の頭をポンポンと撫でると、(そう)は「分かった」と頷いた。 「あっ! けど! もしも! もしも心変わりしたらちゃんと教えてよ? でなきゃ恥ずかしいもん」  頭に載せられた(そう)の手を、小さい頃のようにギュッと掴むと、結葉(ゆいは)が照れ隠しみたいにヘヘッと笑った。 「二十年以上しつこく思ってんのに? 今更そんなこと心配する必要あんの?」  クスクス笑う(そう)に、結葉(ゆいは)が今度こそ耳まで真っ赤にして「(そう)ちゃんのバカ……」とつぶやいた。
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