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「結葉、気持ちいい?」
「ひゃ、ぁぁっ」
さっきゾクゾクとさせられた首筋のラインから鎖骨に向けてツツツ……と撫で下ろすように、想の濡れた舌先で辿られた結葉は、小さく喘ぎ声を漏らして身体を震わせることしか出来なくて。
「そこっ、ダメっ。何か変、なのっ」
想の唇が離れたと同時、息も絶え絶えに訴えて想を見上げた。
「バカだな。変なんじゃなくて良いんだよ、結葉。――その証拠に……」
想の手がツン、と勃ち上がった胸の先端を掠めるようにして、結葉の下腹部に這わされていく。
首筋から這い上る快感に脚をばたつかせたためだろう。
いつの間にかめくれ上がってしまったスカートの中、ショーツのクロッチ部にそっと触れられた。
「ここ。下着越しでも分かるぐらいグショグショに濡れてる」
想の指が布越しに蜜口を擦るから、結葉はビクッと身体を震わせた。
情報量が多すぎて自分でも気づいていなかったけれど、こうして想に指摘されてみれば、そこが恥ずかしいぐらいに濡れていることに気が付いた結葉だ。
偉央との行為では濡らされないままに無理矢理彼の欲を受け入れさせられることが多かったから、こんな風に事前に濡れてしまうこと自体、本当に久々で。
それがやたらと恥ずかしく思えてしまった。
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