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「……ごめ、なさっ」
そこで偉央から「すぐ濡らすとか、結葉はどこまで淫乱なんだよ」と罵られたことを思い出した結葉は、半ば条件反射のように謝って。
その声に想の手がピタリと止まった。
「何で謝るんだよ」
聞かれて、結葉はハッとしたように瞳を揺らせて。
何も言えなかったけれど、それだけで想は察してくれたらしい。
「俺が触ったから、こんなに感じてくれてんだろ? 全然恥じることなんかねぇし、寧ろ俺的にはすっげぇ嬉しいんだけど」
言われて、そっと入口そばの一番敏感な突起を押しつぶすみたいに撫でられた結葉は、ビクッと身体を仰け反らせた。
「ああ、んっ、想ちゃ……っ、ダメぇ」
「結葉。余計なことは考えなくていい。もっと俺の手で乱れてみせろ」
ビクッと結葉の身体が跳ねて。弓形に反った後、ふっと脱力したのを見届けた想は満足したように結葉の下腹部から手を離すと、快楽の余韻でトロンと潤んだ目をした結葉にキスを落とした。
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