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「え? あ、……ヤ、ぁっ! 想ちゃんの、エッチ……」
ちょっと油断していた間に、クロッチ部がしとどに濡れて肌に張り付いてしまっている薄桃色のレースのショーツを剥き出しにされて。
結葉は恥ずかしさの余り抗議の声を上げてモジモジと足を擦り合わせた。
寒くなんてないのに、恥ずかしさからだろうか。
太ももに鳥肌が浮かんで、両腿を愛し気に撫でてきた想に「寒い?」と聞かれてしまった。
その声に真っ赤になりながら結葉がフルフルと首を横に振ったら、「下、急に脱がせちまったから驚いただけか」と、まるで確信犯みたいにクスクスと笑う。
「想ちゃんの……意地悪っ」
それが悔しくて思わず言ったら、「知らねぇの? 男はみんな好きな子には意地悪なんだぜ?」とニヤリとされた。
「そ、そんなの……知らないっ」
その間も、しきりに想が脚を撫でさするから、結葉は眉根を寄せてゾクゾクと這い上ってくる快感に耐える。
「俺、結葉がいやらしいことをされるたび、困ったように照れた顔をすんの、すげぇ好き。めちゃくちゃそそられる」
こっちの気も知らないで、すごく嬉しそうに想が言うから、結葉は「て、照れてなんかっ」と、つい虚勢を張ってしまって。
想に「ふぅ〜ん?」と目を眇められてしまった。
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