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「じゃあ、このまま上も脱がされたって平気だよな?」
言うなり想が結葉の返事も聞かずにブラウスの前ボタンをどんどん開けていってしまうから。
すぐさま薄桃色の控えめなデザインのブラジャーが丸見えになってしまった。
手持ちの枚数は少ないなりに、いつも上下揃いの下着を身につけるよう心がけている結葉だ。
けれど、こんなことになるならば、もう少し凝ったデザインのものにしておけば良かったとちょっぴり後悔。
なのに。
「ホント可愛いな、結葉」
想は結葉の下着姿を見て嬉しそうに目を細めると、布越しにツンと立ち上がった乳首をスリリ……と撫でてくる。
着痩せするタイプで、割と胸のある結葉の下着にはカップなどと言った厚みのあるものは入っていない。だから布地越しでも割とダイレクトに想の指の感触が分かるのだ。
なのに、間に一枚隔たりがあるだけで、ちょっぴりもどかしく感じてしまった結葉だ。
「想、ちゃ、……お願……」
直接触って欲しい余り、おねだりするみたいにそこまで言って、さすがに「脱がせて?」とは言えなくてソワソワしながら想を見上げたら、「じかに触れられたい?」と問いかけられた。
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