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偉央に、頬から首、胸から腹部、そうしてその下へと身体に沿って手を這い下ろされた結葉は、全身を震わせて、ジタバタともがいた。
その動きのせいでプリーツスカートの裾がまくれて膝上辺りまで二の足がむき出しになってしまう。
「ココもしっかり濡らしてから挿入るから」
スカートの上から秘所の辺りをそろりと撫でられた結葉は、恐怖で動けなくなる。
「ぃやっ……」
涙目で偉央を見上げて、掠れたか細い声音でイヤだと意思表示をしてみたけれど、偉央にやめる気はないようで。
「まだ離婚届、出してないんだよね? だったら間に合うじゃないか。ねぇ結葉、子供と僕とキミの三人でやり直そうよ。キミが僕の子供を身籠もってくれたらもう無理に閉じ込めたりしないし、ある程度ならキミの行動にも目をつぶるって約束する。だから――」
そこで偉央にギュウッと抱きしめられた結葉は、耳元で小さく「帰ってきて、お願い……」と囁くように偉央が懇願する声を聴いた。
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