第二章 12歳も上にほだされてたまるか

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『もう芝居は終わってるのでそういうのは止めて下さい。 あと仕事しろ』 『芝居じゃ無い、そちらの親にも電話で挨拶しただろう。 それに今も仕事をしている』 10時過ぎなのに仕事してるんだ、大変だなっていや、違う、その前の文面だ。 『交際を申し込まれたことも私がOKを出したことも無いです。 寝言は寝て言え』 『そうか、そういうのが欲しかったのか。 わかった。明日明後日出張だから、その翌日にイベントをやってやろう』 『不要です』 それだけ打って電源をオフにする。 これから毎日夜は電源をオフにする必要がありそうだ。 いや、そもそも着信拒否、メールも拒否設定すれば良いのか。 自分の心の平静が私にとって優先すべき事項。 再度電源を入れ、 『もう関わりたくないです。二度と連絡してこないで下さい。お元気で』 と送信すると全て着信拒否設定にした。
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