たえなるこえ

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たえなるこえ

その姫はとても美しいと評判(ひょうばん)でした。 そのうわさは世界のはてにあるという魔王城まで(とど)き、事件(じけん)がおきてしまいます。 「シュティレ姫はいただいていく!!」 姫のうわさを知った魔王(まおう)にシュティレ姫はさらわれてしまったのです。 人々はなげき悲しみました。 城内(じょうない)も町からも活気(かっき)がきえ、みなで姫のぶじを(いの)ります。 ですが、その国の王様(おうさま)は少し(ちが)いました。 姫のぶじを(いの)るのはみなと同じです。 ある(ばん)、まわりにだれもいないとき、王様はぽつりとつぶやきました。 「あの予言(よげん)本当(ほんとう)になってしまうのだろうか」
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