シルバーフィッシュ

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銀に光る魚が、川の水面で跳ね、月光を、空中で浴び、ぐにゃぐにゃっ、と身体を動かし、ギラギラ✨☀️✨ッ☀️(^o^)と、銀の水滴をまきちらして、再び、川に、ドブン❗️😄と潜る。着水した魚がつくった水紋が、同心円を描き、月光を浴びた川に、一瞬、無数の擬似満月たちは、狂い咲きを始める。腰を振りながら、透き通った水の中を、魚は泳いでいった。泳いでゆく。魚は、再び、月光を存分に浴び、ながら、水面を跳ね、キラキラッ☀️と、絵のように滞空し、ギラギラッ☀️と、半回転すると、川にドブンと潜る。空に架かる、透き通るような満月🌕️から、白い花びらが、ひらひらヒラヒラきらきら、と、舞い降りてきた。表も裏も、見せながら、妖しく、真っ青な空気の中を、、、、、、川面の、ところどころで、ぼおっ、と、ぼおーっ、と白く発光しながら、花びらは、幽玄であった。銀に光る魚が、川面から、顔だけ出して、口をパクパクやっている。そして、又、潜り、腰を振りながら、水の中を泳いでゆく。その光景に、陶然として、空を仰ぐと、空気が異常に澄んでいるせいだろう、まるで夜空は、侯爵様かなんかの大きなマントに、明るいLED電球💡かなんかを無数に鏤めたかのように、はっきりしていた。夜空を眺めているうちに、銀の魚の行方を見うしなった私は、川堤に坐り、川面に、幽玄に、月の花びらが点滅し続ける光景を眺め続けていた。満ち足りた、静かな、空気に、包まれているような、そんな心持ちの中でであった、、、、、、
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