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自分が本当に愛している人に、必要とされない……。
それほど苦しいことはない。
ぼくは、日に日に、優といるのが辛くなった。
優のことが、好きになればなる程、一緒にいると、苦しくなっていった。
独りぼっちは、辛いと思っていた。
でも、それよりも、苦しい。
ぼくは、前のように、優に強引に迫れなくなっていた。
前は、半分ふざけていたのだ。
優が、嫌がるのを楽しんでいた。
でも、もう、嫌がられると傷つく。
ぼくは、思った。
もう、潮時だと……。
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