「樹医少年が待つからく」
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周りが話す噂が云ふに 「一つ、呪文を唱えましょう」 アヌラプラフブ ペヘレクラビル アヌラプラフル ペヘレクラビブ 「二つ、花を愛でるをもとに」 これは、大丈夫だと、青年は思った。 「三つ、好きな色の花を十六(個)触はれ。」 十六、と青年は仰天。 さあ、これを聞くからはやらねばと決めて 明日よりやってみよう。
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