「樹医少年が待つからく」

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十一日の午後一時、五つを触る。 十一日の午後九時、三つを触る。 十二日の午前十一時二十より、七つを触るる。 そして、十二の午後八時に、最後の金盞花を触れた。 やはり可愛い。 と、なられば何れ起きようか、如何に、と何ものが そこに起きよか。さあ来いと思うもさせず、 青年は花に喰らいこまれた。 何処かで覚えた変てらな術を、ただ亜いだ様な展開。 青年はまたに変てらなところで目を覚ました。 そうかそうか、成功はしたんだな、 あぁ、合致は感じていないが。 そこらにいた木に目を向けてみやふ。 あ?喋っている?木が? 誰何は少女、死にたり少女、 本に殺され、母に生かされず。 何を言っているか知らなかったから、 別のところへ移動することにした。 よくよく見ると、周りがおかしい。 そこにここに街が見当たらず、 あと鳥ぐらいもいていいだろうに… 空の色も茶色を着ている…
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