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まず言おう。今回はメタだ。伊織先生がねぶたを誘致すると言って、できるの? って俺が聞いたら作者が青森出身だからイケる! と訳の分からないことを言われた。
どうやって運ぶの? って聞いたら文字や絵は想像力が何より大事! と言われた。
字はまあいいが、絵は描くほうの身にもなれよ。専属絵師様は仕上げてきたけどさ。
そんなこんなで俺らの街にねぶたが来た。生まれてはじめて見たねぶたは巨大で迫力あって、ちょっと怖かった。
「ふはははははは! 私の地位と権力で叶えてやったぞーー!」
伊織先生はドヤ顔だ。今更だけど、この作品何でもありだな! イノシシ飼ってみたり、クリスマスにファンを踏んづけたり、ファンにケーキ食わされるとか、そういやドローンでお風呂の覗きもあったよ。女体化ってロマンありそうだけど、ロマンのかけらがない。てか、女体化してる時点で変なの?
時刻は夕暮れ。みんなで跳人になって街を練り歩く。ねぶたの運行とかは、青森からのねぶたスタッフが駆け付けてくれたから、俺らにょたチョコ男子は跳人になって観客を巻き込んで楽しませるのがメインだ。
「跳人って派手だねぇ」
うたうものさんは、派手でも楽しみそうだ。
「まぁ作者も跳人やったことないから、想像力の産物だろうけどね」
タッくんは、どこからその情報を仕入れたのだろう?
「青森出身ならではの計らいですな」
五丁目さんまでそんなことを言い出す。
「跳人ってどうやって跳ねるの?」
げたんわくんの最もな疑問に青森スタッフが懇切丁寧に教えてくれる。
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