らっせーららっせーららっせらっせらっせーら♪

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 見物に来てくれたお客さんたちも声をあげる。母さんに親父に伊織先生に大に徹は歩道から並んで歩いてくる。 「らっせーらーらっせーらー!」  かなり賑やかになる中。伊織先生の声が響いた。 「いいこと思いついた! 親父様も来い!」  何を思いついたの? って思ったら俺らの進行方向に伊織先生と親父が大の字に寝転んだ。 「ここなら跳人になったみんなの足が間近で拝める!」  踏むぞ? と思った瞬間、母さんの声が響いた。 「踏むべーし!」  みんなうんと頷き、ぴょんぴょんと跳ねながら伊織先生と親父先生を踏んづけていく。 「ちょ!? 普通避けるでしょ!? げふぅ!!!!」  伊織先生が叫んだ。 「なんで私も巻き込んだーー!?ぐぼぉぉぉ!!!!」  容赦ない踏んづけが二人を襲う。  街を練り歩き、迂回して戻ってくると伊織先生と親父は最初に大の字になった場所で伸びていた。 「ボロ雑巾のようだね」  二人の近くを通ったとき、俺は二人にそう声をかけた。あとは楽しむだけ。 「らっせーらーらっせーらーらっせらっせらっせーらーー!」 八月後半に続くよー♪
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