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真王SIDE
伊達先生の患者が近々退院するにあたり、担当の覇那がその調整を部分的にミスしていたようだ
俺に何ができるのかと言えば、差し当たって特に何かをしてあげられるというような状況ではなかった
俺も覇那も看護師として患者と院内で接することはあっても、実際、退院後の生活まで首を突っ込めるようなことは何もない
生活に困らないようなアドバイスを送ることくらいしかできないのだから……
その分野は医療というよりも、もちろんその面で医療依存度の高い疾患を患う患者には必要だが、それ以外に保健、福祉、介護の分野に繋がっていくのは自然な事
自分自身も気をつけなければならない内容だった
それを多忙である伊達医師が口にする事で患者さんはまた救われたのだと思う
覇那に対する思いは決して伊達先生に劣るとは思っていない
ただ、仕事面ではきっちりとしている先生のことは尊敬に値する
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