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幽子と名付けた幽霊は...
Side:市川謙一郎
パンツが裂けた。
ちょうど尻の割れ目に沿って、なんとも綺麗に。
こないだ尻の筋肉の育成中に力み過ぎたのがいけなかったんだろうか。
とりあえず、裂けたパンツは履けない。部屋で別のを履くかと風呂場のドアノブに手をつけた時ハッと思い出した。
風呂場の外にはあの女の幽霊がいる。
幽霊に裸を見られてどうというわけではないが、あの幽霊は普段俺が見る霊と違って、結構ながっつきようで俺を見てくる。
流石に俺も舐め回すような目付きで股間を見られるのは躊躇われ、バスタオルを腰に巻いた。
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