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長い長い問答の時間が終わった。
途中で間違いを述べそうになったが、
穎覽の性への執着がそれを防いでくれた。
そうして、正当に閻魔様から許可証をもらい、
見事脱・亡者を達成することができた。
そうして、閻魔様は次に行くところを言った。
そこに向かうことにした。
そこは、「転生受付所」と言う天国の
一角の受付であった。その受付所で
許可証と共に転生の申請をすると、
この受け付け嬢はいやみたらしい貌をした。
曰く、この許可証は「大犯罪判」と言う
名前がついており、金だけはしょうがなく
受け取って見逃してあげるが、その後は
恩赦はしない、と言うものらしい。
では、どうなるのか…と思っていると、
嬢はこう言った。
一生、生きることはできません。
永遠に白骨を曝け出した骸として
さまよっていなさい………
穎覽は、ショックの余りか、
早きに罰が開始されたのか、髪は抜け落ち
皮膚が鱗のように流れて瞬くに白骨となった。
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