第一章[嫌い。]

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「澤井。」 「はい。」 夕輝先生は、隣のクラスの担任をしていて担当は数学。 私のクラスには教えに来ない、 私は美術科クラスで、数学の授業は今年私が高校三年生になってからない。 どういうわけか、夕輝先生と話す?よく話しかけられる。 「ふっ。」 「なんですか?えー知ってますから、私の描く絵は下手くそだって。」 鋭い視線で、心の中を見透かす夕輝先生の目が…嫌いだった。 「なんも言ってないけど?」 「…先生の目が言ってます。」 「俺の目?」 私の傍に立ち、その誰もが好きな顔を近づけてきた。
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