神のいかずち

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 隊長はたくさんの兵士を前にして右手を上げた。全員が右手を上げて、隊長と同じように、握り拳を作る。隊長が咳払いをした後、宣言した。 「我々は、この戦いに勝利した。よく今まで戦ってくれた。大壇場からで申し訳ないが礼を言わせてくれ。ありがとう。そして、皆でこの勝利を祝おうじゃないか。剣を持って、この地面を突き刺して、奴を倒そう。皆で同時に奴にとどめを刺そう」  隊長が剣を振り上げると、兵士全員が同じ行動をした。剣を地面に突き刺す。 「プスッ」  隊長も含めて全員が笑う。全員が剣という名の爪楊枝を使いながら、少しずつ奴を食べていった。  隊長は満足そうにその光景を眺めながら、自身もおいしそうに食べていた。  こうして、この戦いは終わった。後世にこのお話は次のように語り継がれた。 『小人のお好み焼き上陸大作戦』
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