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「博也……私と結婚するって言ったのに……」
「真美、誤解だ! 僕は真美も武史も同じくらい好きなだけなんだ! なあ、三人で一緒に暮らそう」
……
……
修羅場!? もっと酷いことになってるぞ! よく見れば、真美ちゃんは包丁を握り締めているじゃないか! もう一度過去へ行くしかない……
その後もタイムリープをし続け、バッドエンドを繰り返した。そして、最初の原住民博也の下へと戻ってくる。
「ヒサシブリダナ、タケシ」
「……人違いですよ。私の名前は山田太郎です」
「ソウカ、スマナカッタ。タケシオソイナ」
最初からこうすれば良かったと思いながら、無駄にタイムリープした俺は公園を後にした。
【無駄なタイムリープ 完】
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