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そうして、季節は暑い夏を迎えるわけです。
僕らの関係はあいも変わらず続いていました。 この頃から友人の母親らも招かれるようになりまして、いよいよ世代の垣根を超えて心を開襟してくれたのかと、僕は嬉しく思いました。
僕らがリビングで遊んでいる間、母親らはダイニングで座談会をやってました。 学校のこと、私生活のこと、子育てのこと──とりわけ恵子さんは褒められてましたね。
というのも、この街に来て以来、三宅家は母子家庭だったんです。
これは余談ですが、自宅と雰囲気の違う親の姿は新鮮に見えましたね。 親世代って相手を友達と評するんでしょうか? それとも戦友? ……分かりませんね。
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