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カチャン…
「わりぃ。外出たから大丈夫。どした?」
「なんかお邪魔したみたいで…。後でも良かったんだけど」
「別に邪魔じゃねぇよ。コトが始まる前だからな。」
「……ッ!はぁ…。ホントやだ…」
「はぁぁ?自分で電話してきておいて、それはなくね?」
「すみません……」
「なんか、今朝勇太からLINE入ってて大まかには聞いたけど」
「そうですか。なら話は早いですよね。…今度バイト先のTiaraってお店で新作のスタイルブック作るんですが、そのモデルを翔くんにお願いしたくて」
「でもそれってレディースのお店だろ?俺がモデルなの?」
「カップル設定なので。もう1人は茜さん。あなたと電車でイチャイチャしてた方です。」
「はぁ?誰だ?」
「………初めて会った電車で…」
「あぁ〜なんかそんな名前の子いたな。顔は覚えてねぇけど」
「……名前も顔も覚えてない子とそういうことするんですね」
「そういう事って?!」
「朝まで一緒に居るんだもん。それしかないでしょ…」
「朝まで居るからってエッチするとは限らねぇから。…お前意外とエロいのな(笑)」
「…ッ!!違っ!違うから!!」
「冗談だよ!焦ってんじゃねぇよ(笑)」
「もぉ!!それでやって頂けるんでしょうか?!モデル!!」
「……えぇ〜。モデルやったら何があるの?」
「そりゃギャラは出ますよ」
「いや、そうじゃ無くてさ、モデルやったら未依ちゃん抱かせてくれんの?」
「……ッ!!もう!!そんなわけないでしょ!」
「はぁ?なら俺のメリットねぇじゃん」
「ギャラ出るんだからいいじゃないですか!」
「それだけでモデルなんてやらねぇもん。所詮、読モのギャラなんて大したことねぇから」
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