撮影当日

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片付けをしていると 翔がすれ違いざまに耳元で囁いた 「先に出てる。連絡しろ」 「……はい」 (はぁ。なんか食欲無いし…このまま翔くんの家行ってご飯作らないといけないの、やだな…) その時… 「ちょっと…未依さんいい?」 茜に出口付近の四角へと呼ばれた。 「はい…」 「あのさ、今回は翔が気を利かせてくれたけど。あなたこの仕事向いてないんじゃない?モデルと距離近いアシスタントなんて迷惑なだけ!」 「私は別に…」 「何よっ!文句あるの!!」 すると… 「茜!ちょっと…」 翔が声をかけた 「あれ〜?翔♡…どしたの?私まだこの子と話が…」 「いいから早く来いよ。ちょっと…」 茜の耳元で囁いた… 「ちょっと今日の撮影ムラっとした…こっち来いよ」 「もぉ…//…ホントえっち♡…翔ここで?…//」 「いいから早くしろよ!次の予定あんだよ」 そう言うと手を引いて非常階段のドアを開けて入っていった2人 その瞬間、彼は私に目配せして早く行けと合図をした。
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