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そして駅に着き降りようと座席を立つと、前の2人も同時に立ってドアの前へ。
「うわっ!…もしかして同じ学校かな?」
「さぁ〜?!そうじゃない?この駅だもん」
「ワンチャンある?!」
「もう!やめて〜!」
小さな声で耳打ちして喋るも、後ろの2人には気付かれていたようで…
駅を降りると
「あれ?もしかしてH専門学校の子?」
チャラくない男性の方に声をかけられた…
美空が目を輝かせて答えた
「そうです!同じですか?!」
「うん!俺らデザイン科の2年」
「うわ!私もデザイン科です!」
「見ない顔だね」
「あ、4月からなので1年です!」
「へぇ〜、よろしくね!…そっちの子も?!」
「…………。」
何も答えずスタスタと前を歩く未依
「ちょっ!未依!!!」
「ほら、もう美空行くよ!」
美空の手を引いて足早に去ろうとする…
「ハハハ! ごめんね。なんかそっちの子には警戒されてるかな〜」
「あ、ごめんなさい!この子どんな男性にも冷たくて」
そのやり取りをみていたサングラスの男性がボソッと呟いた…
「ふっ…可愛くねぇな」
「おい!!翔!」
「………早く行こ…」
そのまま〇〇に手を引かれその場を離れた…。
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