小説の中に『食』あり

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小説の中に『食』あり

数多(あまた)ある料理系小説でワタシが一番興味を(そそ)られるのは『時代小説』が多い様に思われます。 ライトノベルに登場する様な異国風の料理ではなく,どちらかと云えば江戸時代の料理のハナシが書いてある作品を,よく読んでいました。 特に好きだったのが,髙田 郁さんの『みおつくし料理帖』シリーズと, 和田はつ子さんの『料理人季蔵捕物控』シリーズの中の料理のハナシが特にハマっていたと思います。 この作品の時代設定が江戸時代というのもあり,当時の料理をよく調べているので,読者のひとりであるワタシも,かなりリアルに感じられたのを覚えています。 時代小説でも,有名な著者が書いた作品の中には,食べ物にまつわるハナシを織り込んでいるのを見かける事があります。 歴代の有名な文豪と呼ばれた作家さんたちも,自身の作品の中で食べ物のハナシを目撃する機会に遭遇します。 池波正太郎さんの作品は,時代劇にも当時の料理が出てきたり,食べ物にまつわる話が随所に出てくるので,食べ物のハナシが大好物のワタシには堪らないモノです! 他にも,鯖の味噌煮だったり,おむすびや素麺,トンカツ・・・様々な食べ物を取り入れる作家さんの嗜好が,今にも目に浮かんでくるじゃないですか! 普段から,食べ物と関係のない小説自体は読むことがない。そのせいで見逃しているのもまた然り(´Д`;) 2021 Oct 15 Pm 17:48
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