ひとり鍋の季節かな

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ひとり鍋の季節かな

数日前のこと。 いつの間にか降った雨。 夜も遅くなっていくと,気温がどんどん下がって来てしまい,羽織っていた薄手のパーカーが意味をなさないでいる。 これから,ホッカイロを買い揃えようかと考えるが,ドラッグストアやコンビニエンスストアに行けば容易に購入できてしまうので, 急遽買い揃えなくても良いかと,逆に唸ってしまう。 寒くなって来ると,恋しくなってくる食べ物の代表格,それは『お鍋』である! 1人でひとり鍋用の『鍋』は持っているのに,何時も使うのは『片手鍋』がメインだ。 鍋にも,歴史があるのはご存知でしょうか? 縄文・弥生時代の頃,日本では土器を使い食材を煮炊きしていたのが,『鍋』の始まりだと言われている。 当時の鍋の漢字も,現在の文字では読めないだろう。 江戸時代になると,火鉢などの可動式の熱源が登場するので,『小鍋立て』と呼ばれる鍋が普及し出す。 あんこう鍋やねぎま鍋・どじょう鍋などの鍋の文化が花を咲かせ,鍋奉行という役人も存在していたのだから,スゴいのひと言に尽きる。 明治時代に入ると更に鍋の文化で海外の様式が取り入れられる。その代表格なのが『牛 鍋』 日本では,牛肉を食べる習慣がなく, 明治時代になってから食べ出されている。海外の様式を取り入れる事で,世界の仲間入りになろうと躍起だ。 時代が下がり,様々な国の文化の鍋が日本に浸透し,普及している。 温かな鍋を,家族や大事な人と分け合って,食べる喜びや楽しみを共有したいものですね! 2021 Oct 22 Pm 17:47
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