白き雫は渇きをいやす

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白き雫は渇きをいやす

お題を頂いてから,幾日時を跨いだだろう。 思う様な言葉が浮かばないのは, 最早思い入れが無なくなったとか? 一昨年くらいになりますか。 ワタシが四十肩(正式な名前があります)か腱鞘炎のどちらかで左腕が上がらなくなる事案がありました。 庇っていた事もあって,その反動で右腕にも影響が及んでおりました。 (両方,同じ時期ではありません) リハビリという名の治療をしに整形外科に通っては,マッサージを施して貰う。帰りには,病院近くのコンビニで一息つける。 そんなルーティーンを, 繰り返しておりました。 そんな時に出会ったのが『飲む杏仁豆腐』でした。 大きめなカップに,並々と詰め込まれた飲む杏仁豆腐。弛めに作られているので,吸い込む力もかからずに飲み込めるお手軽さ。 意外や意外!飲みきる頃には,満腹感が後からやって来る。幸せな余韻を残しつつも,『当分は飲まなくて良いかも・・・糖分なだけに・・』 いま,サラリとおやぢギャグを呟いてしまった(苦笑) 杏仁豆腐に使われているのは『杏の種』 種の中にある『(かく)』の部分を乾燥させ粉にしたものを,加工して作られたデザートの1種。 日本人には,馴染みのある水菓子になるのだろう。こと漢方でも,杏仁は使われている。 杏仁は咳を鎮める生薬として,薬効成分のある苦い杏仁が利用されている。杏仁豆腐で利用するのは,苦味がなく甘味のある方の杏仁なので,間違われてしまう。 杏仁をすり潰し,粉にした『杏仁霜(きょうにんそう)』はとても高価なのがネックで,代用品としてアーモンドパウダーを使った杏仁豆腐が誕生している。 同じバラ科の植物ですし,味も似ているので誤魔化そうと思えば誤魔化せられるものです。 今では,〇ルディなどの多国籍の食材を扱うお店にも杏仁霜があるので,何時かは試してみたい。 2021 Oct 09 Am 11:53
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