君といた夏

3/3
前へ
/4ページ
次へ
 去年の夏、居心地がいいと思っていた一人の部屋。  今年は共に過ごす人がいる。  それはこんなにも穏やかで、満たされて、幸せなことだということをその人が教えてくれた。  あぁ、どうか、  願わくばどうか……、  少しでも長くこのかけがえのない時間が続きますように……。  青く暑いこの空に、ただ一つの願いが届くようにと祈った夏の日。  それは、心に残る  高校最後の夏の思い出の1ページ──。  【fin.】
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加