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ぐったりするめぐをしばらく抱きしめる。
「またシャワーしなきゃ…」
俺の耳元でめぐがささやく。
「めぐ」
そう言ってめぐを見る。
「すごくよかったよ」
そうイジワルに言うと
「…もう」
と笑っている。
めぐはどう?よかったの?
「…私も」
俺の心を見透かしたように、小さく答える。
シャワーで二人の体を流しながら、
「今度は1人でしてるとこも見せて」
というと、
「バカ!」
と怒られた。
どんなに抱き合ってもこれ以上は近づけないけど、
だからこそ、お互いを確認することができる。
それって、幸せだよな。
めぐ。
幸せは続く。
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