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ぐぅー。おなかがなる。
「ぶっはははは」
ふうと君に笑われてさっきまでと違う恥ずかしさで、赤くなる。
「めぐは、正直だね」
ふうと君はそう言って私を撫でる。
「シャワーして、お昼食べにいこう」
そう言って、半身を起こす。
「先行ってるね」
浴室に消えてく彼の背中を見つめる。
なんか私からこんなに求めちゃうなんて。
でも、冷静になるとなんか違和感。
よく考えたら、先に求めて来たのはふうと君だ。
しかも、私が求めるより前に、彼の自身はすでにそびえ立って熱をもっていた。
「もしかして、私おどらされた?」
なんとなくつぶやく。
「めぐぅー 早くおいでぇ」
浴室から、ふうとくんが私を呼ぶ。
「はーい」
まぁ いいか、私だって彼のこと好きなのは変わらない。
それに空腹で、いろいろ考えられない。
すりガラスに映る彼のシルエットを見ながら、お昼何食べようかなぁっと思いを巡らす。
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