おまけ

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おまけ

「もう!」 ご立腹だよね 玄関で我慢できずに最後までいたしてしまった…。 へたり込んで、立ち上がれないめぐが、 上目遣いに睨んでくる。 わかってる。 『ここじゃいや』 『恥ずかしい』 『もっとゆっくり』 『乱暴にしないで』 めぐの言葉は、しっかり耳に届いていた。 でも…。 がんばってこらえているのに、 どうしても漏れ聞こえるめぐの声に、 俺が耐えられるわけがない。 それに、俺のどんな要求にも、 従順に必死で答える姿は、 俺をどんどんあおっていたんだ。 ゆっくりと立ち上がって、 浴室に向かうめぐを、 じっと見てしまう。 怒っているのか、無言のままだ。 でもさ、 その乱れた後ろ姿も、 またほしくなってしまう。 シャワーの音が聞こえる。 そーっとドアの前に行って、 様子をうかがう。 そして、シャワーの音が途切れた時、 静かに扉を開けると 「きゃっ!」 めぐが大きな声を出す。 「え?」 次に俺の全身を見てから疑問符を浮かべる。 「なんで?裸なの?」 愚問だな。 そんなめぐをかまわず、 俺は浴室に入る。 「え?え?ちょっと」 めぐを無視して、ボディーソープを手に付けた。 そして胸を隠している腕をのけて、 そこに自分の手を滑り込ませる。 「あ…、ふーと君、やだ…」 抵抗しているのに、表情はみるみるつやを帯びてくる。 腰をなぞって、背中も手を滑らす。 抱き着くように胸に手を当てると、 「はぁ…」と声をもらす。 もう俺のもんだ。 「足開いて」 足の付け根に指を滑らせて、とんとん突つく。 「…いや…ん…いやだよ…」 そう言うのに、めぐの欲望があふれてくるのがわかる。 「バーカ」 そう言って、ぐっと指を突っ込む。 「ひゃっ!」 めぐがぴくッとなる。 「ヤダ、やさしくって言ったじゃん。」 「優しいじゃん」 わかってるよ、ちょー乱暴だし。 でもめぐこういうの好きじゃん。 首筋をペロッとなめあげる。 めぐの体が沿って、お尻が突き出される。 そして、俺のが当たったのか、ハッとした顔で俺を振り返る。 俺はにやっと笑って、 「ほしい?」 と聞いてやった。 恥ずかしそうにうつむくめぐに、意地悪な俺が発動する。 めぐから離れて、風呂場の椅子に座る。 恥ずかしがってるくせに、そそり立つ俺をちらっと見る。 「めぐが欲しかったら、いれていいよ」 ちょっと目を大きくして、戸惑うめぐ。 さて、どうするかな?
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