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「めぐ、おいしい」
そういってめぐを見上げる。
たったそれだけのことなのに、めぐはそれはそれは悩まし気な表情を浮かべている。こんなに、かんじちゃうの?
そっと、めぐを立たせようとする。もう俺も我慢できない。
俺の服をつかんで、されるがままにベットに倒れこんだめぐの下着も奪って、
そこに生クリームを垂らしていく。
「ふうと君。ヤダ…」
そんなふうに言われたら、余計にいじめたくなる。
「もったいないよ…」ぷっ!こんな時まで、めぐらしい言葉に吹きそうになるけど、今はそれを上回る欲求に突き動かされてる。
「大丈夫。俺が全部おいしくいただくから。」
まだ意識がしっかりしてるみたいで、その言葉の意味を理解しためぐの、顔がかぁっと赤くなるのがわかった。
「あんまり興奮すると、生クリーム早く溶けちゃうんだけど」
「あ あん…ごめんなさい。」何謝ってんの?バカ
指で少し生クリームをすくって舐める。わざとめぐに見せるように、しっかり視線を合わせたまま。めぐもじっと俺を見つめている。
「ずるい…」どんな意味か分からないけど、めぐがそっとつぶやく。
俺はペロッとめぐの肌から生クリームを口に入れて、そのままめぐの口に運ぶ。
「ん」と、戸惑っているようなめぐに口をあくように強要する。
おずおずと開いた唇の隙間から、めぐの中に俺の舌ごとクリームを押し込む。
「…ん…んん」少し苦しそうに、めぐが声をもらす。そのめぐの中は暖かくて、俺の舌もとけてしまいそうだ。それにめぐ自身の思考ももうとけてしまっているみたいだ。表情が、…やばい。
俺は、たまんなくなって、夢中でめぐの上の生クリームをなめつくしてしまう。何やってんだろう。ちょっと冷静になると恥ずかしくなる。
でも、
「ふ…と君」そう言って両手を広げてくるめぐ。
その満たされた顔を見て、ぎゅっと抱きしめる。いや、抱きしめられてる。
「へんたい…」耳元でそうささやかれる。
「えっ!」体を起こそうとしたけど、めぐがそれを許さない。
「でも、…よかった…ふうと君だから…」今度はほんとに小さい声で、そう言った。
ふふ。めぐ、お前今どんな顔してんだよ。
興味はあったけど、だいたい想像つく。
「バーカ、めぐも変態じゃん」
そういってがばっとめぐを俺の腕の中に収めた。
めぐから甘いにおいがする。
これなら甘いものも悪くない—。
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