原動力#2木兎side

1/1
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ

原動力#2木兎side

俺は、バレーも好きだ。 赤葦も好きだ。 俺にとっての赤葦はいつも支えになってくれた。 俺が試合でうまくいかず、落ち込んでも 赤葦は面倒くさがらずに俺に的確で優しい言葉をいつもくれた。 自主練もいつも付き合ってくれた。 そんな俺にいつも着いてきてくれる赤葦が 大好きだ。 ・ ・ ・ ・ ・ 今日の部活に赤葦の姿がなかった。 赤葦はほとんど部活を休んだ事がなかったから少し心配だ。 木葉 「木兎今日元気ねーなぁー」 部員 「あれだろ、赤葦がいないからだろ」 木葉 「あー、そういう事か……あっ!!!」 「木兎ー、今日赤葦用事あるから部活遅れる ってー すまん、言い忘れてたよ」 木葉に赤葦が来ない理由を聞いて少し安心した 木兎「よっしゃぁ!んじゃあランニング行こうぜぇー!」 はやく赤葦来ないかな! 俺たちはランニングに学校を出た。 帰り道 コソッ 「木兎光太郎……」 ん?今誰かが俺を呼んだような…… 勘違いかと思い、先に進む みんなまだまだ後ろにいた。 曲がり角を曲がったところで 黒い影がみえた瞬間 ゴンッ 急な衝撃で目の前が暗くなった。 どうやら俺はだれかに頭を殴られたらしい。 そして意識が保てずそのまま気絶した。 目が覚めるとそこは全面コンクリートの部屋だった。 どこだ、ここは……… あの時俺は殴られて……… ズキンッ 「うっ」 殴られた後遺症で頭が痛む。 どうやってここを出ようか……… 窓は1個もなく、目の前にあるオートロック付きのドアしかなかった。 考えると頭が痛む、 もう……疲れた……… おれは考えることを辞めた。 《《「木兎光太郎」 部屋にあったスピーカーから俺の名前を呼ばれた。 「誰だ!!!     俺をここからだせ!!!」 俺は叫んだ 《《「赤葦京治がこれ以上酷い目に遭わされたくなければ大人しくおれの言うことを聞け。 そうすればここの部屋から出られる」 木兎「ぁ、赤葦!? おい!!! 赤葦に何しやがった!!!」 《《「これをみろ」 そう言って部屋のテレビに映されたのは 犯されまくっている赤葦の姿だった。 頭が真っ白になった。 怒りが込み上げてきた。俺の赤葦に……… 木兎「今すぐやめろっ!!! 俺をはやくここから出せっ!!!」 《《「ならばおれの言うことを聞け。」 こいつの言うことを聞くしかここから出る方法は見つからなかった。 大人しくこいつの言うことを聞こう。 はやく赤葦を助けないと……… 木兎「………聞いてやろう、だからはやくここから俺をだせ…」 《《「正しい判断だ、木兎光太郎。」 「木兎光太郎、あそこの箱にある媚薬を全て飲め」 ………は?………媚薬??…………… 箱の方をみると恐らく80本はある… これ、飲んだら俺どうなっちまうんだよ、 俺は固まってしまった。 《《「どうした、赤葦京治は見捨てるのか?」 そうだ、赤葦を助けないと。 俺が助けないと。。。 俺は大量にある媚薬のうち1本を取り出し 一気に飲み干した。 ゴクッ 全然余裕だ… 俺は負けない!!! 俺は2本、3本と次々に飲んでいった。 ゴクッ ハァッハァッ 10本目を飲んだ時、体の異変に気がついた 鳥肌が立ち、息がしずらすなっていた ハァッハァッ 赤葦を助けるんだ……… そう思い、11本目を飲む。 20本目。 ……ッ…ハァッ…ハァッ…ッ もぉ……体がっ………ハァッ…ハァッ… 苦しい、 赤葦に中に入れたい、 ハッ 俺はいったい何を考えているんだっ!!! はやく、全部飲み干さないと ッ………ゴクッ んぁ……ッ……ハァッハァッ……… テレビの画面では赤葦が犯されている 俺はそれを見る度腹が立ち媚薬を飲み干す そしてラスト1本 俺の体は限界をとっくに超えていた 目眩がして、息が出来ない。体が熱くて今にも溶けそうだ ひゅーー…………ハァッ………ッ……… 体に力がでない状況で力を振り絞りラスト1本を飲み干す ゴクッゴクッ ………ヒュッ……………ハァッ……ハァッ…… 息が、 できな、 い 体が溶ける…… はやく犯したい犯したい 赤葦をはやく助けないと 赤葦に突きたい はやく赤葦の元に………… ガチャッ とドアのかぎが開く音がした 俺はふらつきながら急いで建物を出た ハァッ ハァッ あ……か、あし…………… 全ての力を振り絞り学校へと着いた
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!