運命の落とし物 音ver.

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運命の落とし物 音ver.

大学の帰り道に親友のうさがスマホを拾った。無事に持ち主に返したが、お礼がしたいとbarに連行され、酒に酔ったうさは総長といい感じになり帰宅し、僕はbarに放置され…どんな1日だよ。 「はぁ、、、なら、うさも帰ったんで僕もそろそろ失礼します。」 「えぇ~、もうちょっといいじゃん。ちゃんと帰り送るし~ね?ね?」 「でも、、、」 「だめだめ~!ぎゅー!」 「ちょ、痛っ、痛いですって。わかりましたから、ちょっと離して。」 「ありがどぉ~」 うさもいないこの場に、僕がいる意味はないと思ってさりげなく帰ろうとしたけど、流ちゃんが離してくれず。小さい子どもみたいに駄々こねて…僕は負けた。よく見ると、周りの不良さんの動きが止まってる。 「あんな副総長はじめてみた。」 「あの平凡何者!?」 盗み聞きによるとこんな流ちゃんは初めてとこと。今日が初対面の僕は普段の流ちゃんのことはわからない。ただひとついえることは… 「僕はただの、そこらへんにいる平凡な一般人ですよ。」 「音ちゃん誰と話してるの!僕以外と仲良くしないで~。もうここにいたら音ちゃんが狙われる。ね、ね、音ちゃん!僕の家に行こう~、ね?いいでしょ?ね~?」 「いや、なら僕は帰ります。(今度なんてないけど)また今度にでも…」 「今度なんてないでしょ~、今じゃないとやだぁ~」 「うっ、、、、わかりましたよ。わかったから少し静かに…」 「やった~、そうと決まれば狙われる前に早くいこ~」 「誰も狙わないって…ちょ、走らないでって…」 よくわからないことを心配している流ちゃんに、若干押し切られ、、、流ちゃん宅に連行された。何がそんなに楽しいのかずっとニコニコニコニコしてて、、、不気味。自宅はマンションの最上階。まさかの一人暮らしでさらに驚いた。 「僕の部屋に音ちゃんがいる~、嬉しい!せっかくだから飲みなおそ~」 「いや、僕そんなにお酒好きじゃ…」 「記念に付き合ってよ~、お願いぃいぃぃ。。」 「はぁ、、、なんの記念かわかりませんが、少しなら…」 そういうと流ちゃんはお酒のほかにつまみも作ってくれて、それがとてもおいしくて。ついつい飲みすぎてしまった。でも僕は苦手だけど弱くはないから酔わないんですよね。問題は… 「音ちゃん、お酒強いれ~、あはは」 「あれれ~、世界がぐーるぐる。あ~楽しい~、音ちゃん~、ぐるぐる~ぐ~るぐるだよ~。」 ボトルを数本開けた辺りから流ちゃんは酔いが回ったみたい。何で僕、初対面の人の部屋で酔っ払いの相手してるんだろ…。もう本当に面倒くさい。 「音ちゃん、もっと食べて、飲んれよ~。さ、飲んれ~」 「ちょ、もういいですって。さすがに疲れました。」 「いいじゃ~ん、もっと楽しもうよ~」 「はぁ…こんなことになるなら、うさみたいにbarで酔ってたら楽だったかな…」 「なら~今から酔っちゃいなよ~」 「いやいや、もういいですって」 「……いいから、 飲んでって」 「え、、、ちょ、うっ、、、んぅ、、ん、、っん、ごくっ…な、何する。あ、れ、、、うっ目が回る、、何こ、、、れ。」 「テキーラ。ちょっと度数高めだからさすがの音ちゃんも酔うよね。」 「なん、で…」 「なんで酔ってないかって?俺も酒は強いから。油断させて酔わせようと思ったけど、さすがにお酒強いのは盲点だったわ~。辛いでしょ?もしかして眠い?」 「眠く、、、な、、い。」 「無理したら体に悪いよ~、ほら横になって~」 「さ、わる、な」 「はいはい~、おやすみ。」 side:流 今日はスマホを落としたマヌケな狼にマジで感謝。最初電話来た時、狼のセフレと思って強い口調で言ったのに、クールに言いたいことだけいって切られた通話。実際に音ちゃんに会って一目惚れ。自分も怖いのにうさちゃんを怖がらせないように気丈にクールに対応してる姿にまた惚れて~…この俺が一目惚れって自分でも笑える。強引にbarに連れてきていい感じに…と思ったけどさすが音ちゃん、ガード固すぎて全然上手くいかなくて。狼とうさちゃんはなんだかんだいい感じでお持ち帰りして、ずるーい。自分でみてもありえないけど、子どもみたいに駄々こねてなんとか音ちゃんを自宅に連れ込むことに成功。チームの奴らはドン引きしてたな…今度シめよ~。なかなか酔わない音ちゃんに若干焦ったけど、最後は度数の強いお酒をディープキスでプレゼント。さすがの音ちゃんも一瞬でぐでんぐでん。今は俺の腕の中で無防備に眠っちゃって、ちょーかわいいの。え?卑怯だって?だって音ちゃんが、「barで酔ってたら楽だったのに…」とか言うから、もしかして期待してる?って考えたら止められないよね~。絶対深い意味はないってわかってるけど~。まぁ、安心してよ音ちゃん。酔わせて襲うなんて~卑怯なことはしないから。そこは音ちゃんが起きてからじ~~っくりと…ね?ふふふ~ん。 side:end 「う…ぅ、頭痛い。僕、どうしたんだっけ?」 「音ちゃん?起きたの~?」 「え…?誰…… (テキーラ、、、) (眠いでしょ~) (さ、わるな)…っ、お、まえ。」 「あはは~、思い出した?そんなに怒らないでよ~」 「怒るでしょ、普通!もう、か、帰る!!…うっ、、、」 side:音 本当に僕の馬鹿…。言われるままに付いてきて、飲んで、酔って、、、馬鹿。ほんとこの人、何が目的なんだろ、、、怖い。 side:end 「まだ無理だよ~、今日は泊まって~」 「帰る、もう帰りた、い。」 「う~ん、どうしてもっていうなら~ ……俺をどけてみな。」 「へ…、い、嫌。ちょ、、っと、どこ触ってる、、、やめっ。」 「泊まる気になった~?」 「な、るわけ、ない…ひっ、いや、」 「そんな弱い力じゃ~、無理だよ~。諦めなって、どうせまだ力入らないでしょ~」 「ひ、ひきょ、、、う」 「なんとでも~、」 「やめ、って、、、揉まないで…うぅ。」 「あぁ、可愛い」 こんな場所に一秒でも居たくないのに、酔ってるせいか力が入らなくて、僕の両手を一纏めにして押さえつける流ちゃんの手が外せない。その間にもズボンの上から僕の股間を揉んだり、持ち上げたりするから余計に力が入らない。そんなところを刺激されたら、、、やだ、怖い。 「あれ~?音ちゃん、勃ってきた。気持ちいいの~?」 「も、もうやぁ、、、流ちゃ、んやめ、て。」 「か、可愛い~。わかった~ もっと、気持ちよくしてあげる~。」 それからはズボンとパンツを一気に脱がされ、ダイレクトに揉まれた。なんで、なんで初対面の人にこんなことされないといけないの…。止めてほしいのに、感じたくないのに感じちゃって、怖い。嫌だ。どれくらいの時間が経ったのかもわからないくらい、ただ疲れた。気づけば僕の両手は自由になって上の服も脱がされて全裸状態。 「音ちゃん、いっぱいイったね~。」 「っはぁ、はぁ、、、も、ういいでしょ。」 「何言ってるの~、本番は今からでしょ~?…ココ、ね~?」 「ひっ…ほ、ほんとや、めて。お願い。もう、泊まる。泊るからっ」 「やった~、なら最後までヤッて疲れても大丈夫だね~」 「やっ、違うっ!やだぁ、、、いた、ぃ。抜い、て…」 「ごめん。もう少し我慢して。今、探してるから…」 「な、にっ……ああぁあぁぁ!そこ、やめって、あぁ」 「見つけた。ここ気持ちい?痛みなくなったかな?」 足首を掴まれて、足を大きく広げさせられたかと思ったら僕のお尻に指を入れられて、恥ずかしいし痛いし、気持ち悪いし。止めてほしくて泣いてお願いしても、掻き回す様な動きをやめてくれない。流ちゃんの執拗な指がある一点を触った時にまたイってしまった。それからそこばかり押されて何度もイかされて、気づけば僕のソコには三本の指が入って好き勝手に暴れている。僕はいろいろとぐしゃぐしゃで、息も絶え絶えで意識を飛ばしかけた時に指が抜かれた。 …やっと終わった。 そう思った。そう思って力を抜いた瞬間に、後ろに感じた熱さ。飛ばしかけた意識が一気に戻ってきた。 「も、ぅ…終わっ、ただろ…」 「そんな悲しいこと言わないで、俺のコレが音ちゃんのナカに入りたいって泣いてるよ。」 「ひっ…そん、な無理、」 「いくよ~」 「無理ぃぃ…あぁああぁぁあ、痛っい、入らな、い。抜いてぇぇえぇ」 「音ちゃん、こっち。こっちに集中して~?ほら、こうすると気持ちいでしょ~?」 「うぇ、、、っ、、、やだっ、、ソコ。やっ、、、グリグリし、、ないでぇ、、、」 「気持ちいね~。ほら、乳首も触ってあげる。」 「一緒に、、触らな、、、い、、で。もういやぁ、、、、、あぁぁあああぁぁ。」 「全部はいったよ~。大丈夫~?」 「大丈、夫なわ、け、、ないだ、、っろ。……んぅ!!ちょ、動っくな、、、あっ、あぁ。」 「音、ごめん。でも可愛すぎて我慢できない。」 凶器のような熱い塊を何度も何度も奥に突かれて、刺激に抗えずに吐き出した。止めてと言いたくても、口を開けば喘ぎ声が出てしまい、否定の言葉もだせない。どのくらいの時間が経ったのかもわからないくらい揺さぶられた。こ、こいつ本当に許さない。むかつく寝顔を一発殴ってやりたいのに、身体が動かせない。 「うっ、いっ、、、たぁ…っえ!?」 「ん~、あ、意識戻った~?」 「なんっ!なんでまだ入って、、」 「うん。だって抜くのもったいないし~、早く俺の形を覚えてほしいし~」 「ばっか、、ゃ、、、ろう…抜けっ」 「抜き差ししろって~?も~、わがままだな~」 「ちがっ、ああぁ、、、あぁ、、ンぅ、、、んっ、、やめっ、、て」 「音ちゃんそんなに締めつけないで~」 「まってぇ、ほんっと、、一緒は、、やめてぇ、、、前、やっ」 「かわいい~!一緒にイこうね~」 「や、やだ!や、、、ぃ、、やぁ!」 「ほらほら、音ちゃんの中に出すよ~。」 「中はやめ、、、てっ!ぃゃ、、、ゃ、、、やぁああぁあぁっぁあ…ぁ」 僕はそこで意識を失い、気づいた時には綺麗になったベッドの上だった。 「ほらほら~、まだ酔ってるでしょ~?急に起きたらダメだって~」 「だ、れのせい…っ、頭痛い、、、」 「俺のせいだね~、ごめん。でもでも~、、、とにかくお水持ってきたから飲んで~」 「い、やだ。」 「変なものは入ってないって~、あ、もしかして口移し希望~?」 「う…うぅ、、、ぐすっ」 「冗談だって!冗談~!泣かないで~」 「なんで、、、なんでこんな…。」 「え?」 「初対面なのにこんな、、、こと。……そんなに僕の事嫌いかよ、、、うぅっ。」 「ちょ、ちょちょちょっと音ちゃん!?嫌いって何さ!?」 「だってそうだろっ!無理矢理こんなっ!僕が何したって言うんだよ…っ」 「音ちゃん誤解してるよ~!むしろ大好きなのに~。」 「からかってんのか?僕が傷つかないとでも思ってるのかよ…っ、もうほっといてくれっ」 むかつく、むかつく、情けない。男のくせに好き勝手されてさ。おまけに大好きだなんてからかわれてさ。奴に背を向けてシーツに包まると涙が溢れだす。悲しくて哀しくて…泣き顔をみられたくなくて必死で声を殺して泣いていると、突然温かいものに後ろから抱き込まれた。 「音ちゃん、悲しませてごめん。でも本当に、信じられないかもだけど、からかってるわけじゃないんだ。」 「・・・。」 音ちゃんが泣いてる。声を出さないように泣いてる音ちゃんの背中は哀しくて、寂しくて。俺は、そこで初めて気持ちを伝えていないことに気づいた。音ちゃんからしてみれば初対面の不良に、自宅に連れ込まれて襲われたってことだよな。最初の目的は達成したはずなのに、今はごめんなさいの気持ちでいっぱいで。俺、好きな子に何やってんだ…、とにかく伝えないと。もうだめかもしれないけど、伝えないと。 「音ちゃん、、、、、音。 一目惚れでした、、、大好きです。」 「・・・ぇ」 「冗談なんかじゃなくて、ほんとだよ。信じてもらえないかもしれないけど、ほんとに大好きなんだ。怖かったよね、ごめんね…っうぅ」 「な、なんでお前が泣くんだよっ」 「だって、だって。痛かったよね、、、怖かったよねって思って…うぅ」 「お前がヤったんだろ…」 「ごめん!ごめんなさい!嫌いにならないでぇえぇえ」 「いたっ、痛い、痛い!抱きつくな、、、、わかったから!」 「へ?」 「わかった。理由はわからないけど、お前は僕のことが、、、そ、その、、、好きで、だから暴走したと。嫌ってるわけじゃない…それなら、もういいよ。」 「許してくれるの?音ちゃんも俺の事好きになってくれる?」 「うっ……許す、、、けど、好きかどうかは。だって初対面で、その、流ちゃんのこと知らない、、、し。」 「流ちゃんて呼んでくれるんだ。ありがとう!許してくれてありがとう!俺の事はゆっくりでも知ってほしい。」 「わ、わかった。とりあえず泣き止んでよ、何か流ちゃん可愛い。」 「赤面///////」 嫌がらせなんかじゃなくて、突然告白されて驚いた。あんなことがあった後だし、最初は信じられなかった。けど、流ちゃんの顔は真剣で泣きそうで…いや、泣いてて。これは信じるしかないよね。僕なんかのどこが気に入ったかはわからないけど…。照れた様に赤面した流ちゃんはなんだか可愛くて、そんな顔をみるとなんだが胸がほっこりした気がした。 翌日あのbarでうさと会った。元気な姿に少し安心したけど、総長さんの様子をみて時間の問題だなと思った。うさは俺達の様子をみて不思議そうな顔してたけど、説明はできないんだ、ごめん。座っている僕を背後から抱きしめている流ちゃんを彼氏として紹介するまで、ちょっと待っててね。
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