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日常
「優!!」
そう行って走ってきたのは1年の初めに声をかけてくれた春斗だった。
その後から顔を出したのは、龍馬だった。
「おはよう」
「おはよう」
何気ない挨拶を交わして廊下を歩く。少しの沈黙が流れる。
「あっ、そうだ龍馬!あれ言わなきゃ」
「.......?.............だな。」
なんだろうか
「僕達、付き合いました!」
「あぁ」
?意味が理解できなかった。
「どういう事だ?」
「え〜、だから僕達好き同士になって付き合ったの!!」
「意味理解できたか?」
あぁ。
十分理解出来た、今俺は失恋したってことだな。
「...ふーん」
優と、春斗とは仲良い俺は龍馬が好きだった。養子だからって誰も近づかなかった俺に1番初めに話しかけてくれた男。
初めから他にいるんだろうなとはおもってたけどまさかな...
「もー...ちょっとはさ祝福してよ!!おめでとうとか、よかったなとか」
「よかったなー」
「もう...!棒読みすぎでしょ!」
.....断然。春斗の方がかわいいし幼馴染だったらしいし、人望あるし、人気ものだからしかたないけどさ
俺、告白すら出来なかったのか...と考えると悲しくなったし泣きたくなった。
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