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「探したんだぞ。」
顔をしかめた教師は一花を睨み付けた。
「誤解です。先生。」
優弥は、一花と教師の間に割って入った。
「いじめられてるのは一花です。」
「なに言ってるんだ。」
優弥を睨み付ける教師。
「コイツが誰かをいじめてる事を知ってんのか。」
「知ってます。だけど違います。藍里達でしょ?」
優弥は必死に弁解した。
「アイツらが一花をいじめてるんですよ。」
一花は何も言わなかった。
「藍里達が一花をいじめ始めて、一花がやり返して。」
「どういうことだ。」
教師は一花を見るも、一花は黙りこくっていた。
「お前ら、生徒指導室に来い。」
一花はめんどくさそうに、優弥と教師の後をついていった。
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