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私は死にたい。 事の発端は、付き合っている彼の携帯を盗み見てしまったことから始まった。 携帯のLINEには、彼と、知らない女が抱き合っているプリクラ。 そして、「好きになりそうだった」のメッセージ。 彼に問い詰めるも、「覚えていない。不貞は働いていない」の一点張り。 私としては、友達とプリクラに行くのは別に構わない。 嫌な気持ちにはなるが、普通に並んで撮るだけなら、目を瞑る。 しかしこれはどうだろう。 キスはしてないにせよ、抱き合って、「夫婦(仮)」とペンで書いてある。 夫婦(仮)ってなんだよ。 仮ってなんだよ。 好きになりそうだったってなんだよ。 私は絶望の闇の中、ひたすら街を歩き続け、気がつけば底の見えない川にかけられた橋の中程まで、やってきていた。
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