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信じた結果がこれだ。
知らない女と抱き合ってプリクラを撮るほどに、彼は私のことを大した存在ではないと考えているのだ。
今いる場所が生活の基盤を作っている以上、それにかかりきりになるのは理解している。
しかし、それなら偶に連絡を寄越す私にも、少しくらいの返事を返してくれてもいいのではないだろうか。
友達を大事にするというのなら、その場所で暮らす友達に心を配るというのなら、私にも少しで良いから心が欲しかった。
私の世界から、音が消えた。
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