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第一章「出会い」
私がまだ中学生の頃のこと。
私は、学園長をしている母さんに連れられて、2人が働いている学園に来た。
私は、外部の中学校に通っているため、ここに来たことは今まで一度もなかった。
今日の夜は、1年に一度の教員が集まって、様々な催し物が行われる日。
私は、母さんとホールの後ろの方の席で、舞台を見ていた。
父さんは、教員同士でバンドを組んで、その演奏をすると言っていた。
私は、父さんがドラムを叩いている姿が本当に好きで、今日はそれが見れるのがとても楽しみだった。
父さんの出番を今か今かと待っているときだった。
ある一人の男性教員が、ピアノを弾き始めたのだった。
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