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一章からの登場人物
鷲本 与半
二ツ河島在住。漁師の男性。
9月12日生まれ。おとめ座。A型。
常識人で、真祈に命令されたとはいえ鎮神を二ツ河島に無理矢理連れて来たことに罪悪感を持つ。そのため真祈や宇津僚家にも否定的な感情を抱いている。
宮守
与半と共に鎮神を二ツ河島へ運んできた男。
宇津僚 真祈
ヒロイン。両性具有。鎮神とは腹違いの姉(兄?)。
12月21日生まれ。いて座。血液型は調べていない。
吾宸子という二ツ河島で儀式を司る役職に就いている。
太陽光の下では黄緑に、人工の光の下では赤く輝くアレキサンドライトのような性質の銀髪。紫色の瞳。一八〇センチ以上はある長身。
目的のために、血が繋がっているはずの鎮神に結婚を迫る。しかし自らの意志で結婚を切望しているというわけでもなく、どこか他人事のような態度をとる。
感情に大きな欠落はあるものの、性格はいたって朗らか。
宇津僚 淳一
鎮神と真祈の父。故人。
本妻は艶子だが、玖美と不倫したことで鎮神が生まれた。
信仰に熱心ではなく、家庭にも興味は無かった。
宇津僚 艶子
真祈の母。鎮神から見れば、父親の本妻という複雑な関係性。銀髪をもつ美しい老女。
8月10日生まれ。しし座。血液型は調べていない。
穏やかな人物だが、亡き夫には思うところがあるらしく、時々暗い表情をする。
宇津僚 有沙
真祈の妻。クールな女性。
5月22日生まれ。ふたご座。O型。
配偶者ではあるものの、真祈に興味は無い。現実主義的。趣味は釣り。
帝雨荼
二ツ河島が信仰する海の女神。
詩祈神殿に封印されているらしい。
封印のために吾宸子という役職の者が毎朝、神殿へ赴き安荒寿という歌を捧げている。現在の吾宸子は真祈で、先代が艶子。
阿巫子
二ツ河島が信仰する水の男神。帝雨荼の夫。
既にこの世には居ないらしい。
田村
宇津僚家のハウスキーパーをしている中年女性。
しっかり者で、周囲にも厳しく接することが多い。
赤松 深夜美
突如、二ツ河島の信仰に生きたいと言って、宇津僚家のハウスキーパーとして飛び込んで来た青年。
島と全くの無関係というわけではなく、先祖は二ツ河島の出身。長らく二ツ河島との縁が切れていたが、六年前、二ツ河島で母の葬儀を行うため、宇津僚家を頼ったことがある。彼が赤松家最後の一人。
11月18日生まれ。さそり座。A型。
長い黒髪、赤い瞳。中性的な容姿。
家事や歌が得意で、誰にでも優しい好青年……に見える。
赤松 深海子
深夜美の母。故人。先祖に縁のある土地である二ツ河島に埋葬されることを望んだ。
川辺
二ツ河島行きのフェリーが出ている港の近くで、バーを営んでいる男性。
島には何の関係も無いが、恐ろしい噂はいくつも知っている。
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