失意の告白

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失意の告白

「私、戦力外通告を受けたわ」  最年長の彼女が言い放った突然の言葉に、後輩たちは驚いて集まってきた。 「そんな……先輩はまだまだお美しいですよ」 「そうですよ、ラインだって崩れてないし、十分現役で通用しますよ!」 口々に慰める後輩の言葉を彼女は遮った。 「いいの、分かっていたことよ。もう、私は時代遅れの型落ち品だってことくらい……」  寂しそうにそう告げる彼女を、後輩たちは鼓舞した。
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