性同一症

6/15

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
メイドの高梨雅美は、実は二人の観察官であった。 定期的に研究所に報告書を送っていたのでありました。 楠木美羽は、横浜観光から女の美羽になったまま変わっていない? なにかがあったのだろうか?心の変化に? フランソワ・トニィは、毎日変異している男のトニィから女のサリィへと、、、 数日間変異しない、楠木美羽のまま、パトリック(観察官)のコーヒーショップで働いていた。 ある日、、コーヒーショップ、、 『サルトタタン』にお客様として、あの時帽子を拾ってくれた男性がやって来る! 「いらっしゃいませ、、」 フランソワ・サリィが応対する。 「えぇ、と、キリマンジェロをお願いします、、」 「はい、かしこまりました、、」 その背の高い男性は、伊集院興毅(いじゅういんこうき) 薬剤師でもある伊集院は、ザイエイ薬品会社の営業マンでありました。 営業の合間にコーヒーを飲むのが日課になっていたのである。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加