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その日の放課後、久しぶりに「マナちゃん」に会いたくなった俺は彼女に会う準備をした。ネットで黒髪の同い年の女の子を探して、マナちゃんらしい人にメッセージを送李、マナちゃんっぽいモノを見つけた。
土曜に俺が一人になる時間帯があったので、その時に会おうと決める。
念願叶った土曜日、完全に一人となった俺はマナちゃんと会う準備を始める。
鏡を見つめると、いつもは気にならないニキビ跡とか、少しテカる鼻が目について仕方ない。自然と深呼吸をするかのような、深い息を吐いていた。
マナちゃんはこんな俺と違って、もちもちな赤ちゃん肌だ。髪は小さい頃と変わらずサラサラの肩甲骨くらいまである黒髪ロング。
ビー玉みたいにキラキラ光る瞳と、その周りを縁取る長い睫毛。涙袋はぷっくりしていて目力があるけれど、タレ目なのできつい印象は受けさせない。
そして、唇は色付きリップをしてほんのりピンク色。もしくは、ほんのりした色付きグロスをつけた自然な色付き。
そして服装も、ファストファッションのブランドのものをシンプル目に着こなしそうだ。
例えば、白のタンクトップに流行りのシースルーの長袖ロングシャツを羽織ったりとか。下はタイトにスキニーだよね、その場合。
でも今日は久しぶりに会うのだから、可愛らしいスカートがいいかな。
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