最後の調停とその後

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それは、これからの人生何があっても、どんなことがあっても、絶対に私達を探しだしたり、連絡をしないという事だ。 モラハラ人が自分の生態を理解し、「これでは人間とはうまくやっていけない」という事に気付き、人間に近づく、人間の気持ちを理解する、人間には思いやりというものがある、等という最低限の事を理解し、相当な努力を積まなければ、この人間界ではやっていけない。 結婚はおろか、同棲ですら出来ないだろう。 相手が。 これは人間界で暮らしていくための修行だ。 この事に気づかないのであればモラハラ人は、生涯独身、もしくは離婚して将来的に1人という線が濃い。 私はそんな先の事まで妄想していた。 未来の危機管理までできるなんて、私の特技「妄想」も捨てたもんじゃない。 そうなってから、年老いてから、寂しいから等と言って子供を探しだし、連絡をしてくるなんて事は絶対に避けたい。 モラハラ人は自分の事しか考えない種族なので、こんな事は十分あり得ることだ。 そして探しだした暁には子供に、「あることないこと」ではなく「ないことないこと」を吹き込むだろう。 ある程度のやりそうな事はもう目に見えている。
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