10話 デート

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 バスルームから出ると、先生が大事な物に触れるようにタオルで私の髪や体を拭きバスローブを着せてくれた。  私も先生のマネをして同じ事をしてあげた。バスローブの腰元の紐を綺麗に結んであげると、脱ぐのがもったいなくなったと言ながら、先生は私をベッドに連れて行った。  夕陽は沈み部屋は薄暗くなっていた。  オレンジ色のベッドサイドの灯りだけを点けて、先生と広いベッドに横になった。私の上に覆いかぶさる先生は今まで見たどんな先生よりも色気があって、心臓がドキドキする。こんなに素敵な先生が私を好きだなんて奇跡にしか思えない。 「ずっとこうしたかった」と言って、先生が私の首筋にキスをした。  すぐにバスローブを脱がされ、鎖骨、肩、脇腹、胸へと先生の熱い唇が体の上を流れるようにキスしていった。  大きな2つの手が両方の乳房に触れた時、思わず「小さくて恥ずかしい」というコンプレックスを口にした。Bカップの胸が母よりも、友人たちよりも小さくていつも恥ずかしかった。 「好きな胸の大きさだ」  長い五本の指が優しく胸を撫でる。 「綺麗な胸だよ」  先生の言葉に涙が出そうな程、嬉しくなる。先生はいつも自信をくれる。 「また涙目になっているぞ」  先生がチュッと私の瞼にキスをした。 「だって、先生が嬉しい事ばかり言うから」 「俺は本当に今日子の事を綺麗だと思っているよ。薄ピンク色のこの乳首だって可愛いんだ」  左右両方の胸の先端を親指と人差し指でクリクリと摘まれた。甘い刺激が体中を駆け巡る。  我慢できなくて、「あんっ」という声が漏れ腰が浮いた。私の反応に先生が本格的に乳房を攻め始める。  指や舌で触れられているのが気持ち良くて堪らない。体中がとけてしまいそう。純ちゃんとのエッチでこんなに気持ち良くなった事がないから戸惑う。 「ベッドの上で乱れる今日子も可愛い」  かぷっと先生が私の耳たぶを噛んだ。  甘い刺激にまた声が漏れる。 「もっと乱れた所を見たい」  刺激的な言葉に下腹部の奥がキュンとした。
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