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俺の
「知らない天井だ…」
ごめんちょっとこのセリフ言ってみたかった
最近このパターンが多い気がする
普通に学校で過ごしてて1回気を失うことがあるかないかくらいだと思うんだけど。俺やっぱトラブルメーカーなんかな
なんてことをぼーーーっと考えていたら誰かが部屋の中に入ってきた
「…明輝」
「慶さん」
ベッドの横に置いてある椅子に座り俺の手を取る
「明輝…心配かけすぎだ…。私は何回心臓を止まる思いをしたか…」
「慶さん…ごめんね…」
「…いや、すまない、明輝はなにも悪くないんだ…。今までも…全部…。元々は明輝に生徒会に入ってくれなんて頼んだ私が悪かったのかもな…」
「慶さん、それは違うよ。俺は生徒会に入ったことを後悔したことは無いし、逆にそのお陰で得たこともたくさんあるんだ。それに今回の件は生徒会関係ないしね」
「…」
俺の手を両手で握り額にあてて俯く
「慶さん…泣かないで…」
「…すまない、ほんとうに…」
「………」
やばい、俺までもらい泣きしそう
胸がずきずきしてる
反対側の手を伸ばして慶さんの頭を撫でようとしたら腹に激痛が走った
「い゛っっっっっっっっっっ」
「明輝!動いたらだめだろう、じっとしとけ!幸い急所は外したけど傷は深かったんだからな!」
「は、はひ…い、いたたた…」
痛みでちょっと泣いたのは内緒
「とりあえずナースコールしたから、1度お医者さんに見てもらおう」
「はひ…」
どうやらここは病院だったらしい
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