はじまり

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理事長side 「はぁ。」 ほんとうに彼には平穏に学校生活を送ってほしかった。 今は前髪を長くしてもらってマスクをつけてもらって顔を隠させている。 彼には自覚がないがとても整った顔をしている。 うちの学園ではいい餌になってしまう。 だが今の顔を隠した状態だとただ暗い人間に見えてしまうだろう。 このまま生徒会に入ればきっと生徒たちが黙っていないな…。 美形しか許されない傾向にあるからな。 制裁も起きてしまうのだろう。 「なにも起きなければいいが…。まぁナイトがいる限りは大丈夫かな…」 彼が出ていったドアを見つめた
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